広辞苑によれば
「円錐状に直径が次第に減少している状態。また、その勾配。尖錐」
一言で、ぴったり言い表す日本語が見当たりません。
バケツ -- コンビーフ缶 -- 水羊羹、プリン などが頭に浮かびます。
一般の人の目に付くことは少ないですが、
印刷向けの「インキ缶」(丸缶・角缶)も代表的なテーパー型容器です。
![]() |
![]() |
空缶で重ねることが可能なため、容積が減少するので
* 在庫スペースが少なくて済みます。
* 輸送コストが削減、ひいては、トラックのCO2排出削減に一役買っています。
* 使用後も重ねることができるため、場所をとらず処理業者に出せ、缶を潰す手間も
掛からないので、缶の再資源化(リサイクル)を容易にします。
つまり、広くエコロジーの推進に役立っているのです。
1Kg丸缶は「日本人向け 手のひらサイズ」片手でしっかり持てて、作業性抜群です。
(外国の缶は、手の大きさに合わせて、一回り大きいそうです。)
蓋は、丸・角とも、棚等に保管するのに、積み重ねやすく、崩れにくい形状になっています。
胴部分の上部は、外に折り返してあるので、インキを最後まで綺麗に掻き出せます。
金属容器の特性である遮光性は、インキの品質を護る上で他素材容器の追随を許しません。
「テーパー型インキ缶」は、
環境にやさしく、使いやすさの心遣いが、いっぱい込められた缶容器なのです。