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一般缶とは
一般缶とは
私たちの生活に欠かせないスチール缶、それが「一般缶」です。
一般缶は、主な素材であるブリキやティンフリースチールを加工して作られる、比較的小型な金属容器です。飲料缶や缶詰缶、18リットル缶やドラム缶とは区別されま
す。その多くは、お客さまの要望に合わせオリジナルな形で作られます。一般缶は、食品、化学・薬品から生活雑貨、防災備蓄に至るまで幅広い分野でお客さまのあらゆるニーズにお応えします。
一般缶の種類
「一般缶」は用途が幅広く、いくつかの種類に分けられます。
1.食品缶
2.化学・薬品缶
おいしさを守り、製品イメージをアップ
保存性が高く、安全・確実
食品は鮮度が命。特に湿気を嫌う食品は、一般缶を使えば、他容器に比べ風
味とおいしさを長持ちさせ賞味期限を延ばせます。贈答品向けでは、金属印
刷や和紙貼り、手描きなどの技術により高級感はもちろんのこと贈る人の心
も伝えることができます。
化学製品や薬品などは内容物自体に化学的性質があるので漏れたり外気に触
れたりしたら大変です。だからこそ化学製品や薬品などは高い密封性を備え
た缶が要求されます。ふたを開けて必要な量を取り出したあとは再び密封。
漏れによる危険を防いで、安全を守ります。
食品缶の一覧
化学・薬品缶の一覧
海苔・お茶・紅茶・昆布茶・コーヒー・ココア・せんべい・おかき・クッ
キー・チョコレート・飴・水ようかん・調味料・食用油など
インキ・オイル・ワックス・ペンキ・溶剤・芳香剤・靴墨・化粧品・医薬
品・エアゾールなど
3.生活雑貨缶
4.防災・備蓄缶
工夫いろいろ。ひらめいたアイデアをカタチに
備えて安心、憂いなし
形も四角、丸、楕円、ハートなど多種多様。利用する業界もさまざまで、デザインなどアイデア次第で付加価値を大きく高めます。特に雑貨系では手元にとっておきたくなり、缶自体を楽しめる製品づくりに一役買っています。
阪神・淡路大震災、東日本大震災をきっかけに、防災グッズとして災害への備えを担う一般缶が注目されています。非常食などを入れる容器として最適なのが一般缶。なんといっても密封・防湿性と耐衝撃性から長期保存・品質保持に適している容器だからです。
生活雑貨缶の一覧
防災・備蓄缶の一覧
筆箱・スライドケース・貯金箱・灰皿・吸い殻入れ・ゴミ箱・テニスボール入れ・タイムカプセル・ガーデニング・バッチ・キャラクター・ノベルティー・イベントなど
パン・乾パン・ビスケット・クラッカー・雑炊・即席めん・簡易トイレ・防 煙マスク・ロウソク・ガスボンベなど
「一般缶」と区別されるスチール缶
飲料缶・缶詰専用缶
18リットル缶・ドラム缶
飲料メーカーが計画的に大量生産し、デパートやスーパーに卸したり、自動
販売機で利用される、いわゆる「飲料缶」や、缶詰メーカーに委託され、同
じ仕様で大量に生産される缶詰缶は、オリジナルなニーズに対応する「一般
缶」とは区別されます。
四角い形で18リットル入りのものが18リットル缶(かつては「石油缶」「5ガロン缶」「一斗缶」) と呼ばれています。大容量で18リットルから400
リットルまで入れることのできる円筒形の缶がドラム缶。ドラム缶のうち、18リットル、20リットル入りで取っ手の付いたものがペール缶。これらは「一般缶」とは区別されます。
8つの特性
一般缶ってすごい!さまざまな機能、美しい印刷など優れた特性があります。
一般缶は、主な素材であるブリキやティンフリースチールを加工して作られる、比較的小型な金属容器です。飲料缶や缶詰缶、18リットル缶やドラム缶とは区別されます。その多くは、お客さまの要望に合わせオリジナルな形で作られます。一般缶は、食品、化学・薬品から生活雑貨、防災備蓄に至るまで幅広い分野でお客さまのあらゆるニーズにお応えします。
スチールマーク
「一般缶」につけられる「スチールマーク」
スチール缶には3種類の識別表示マークがあります。いずれも、分別の際、消費者に「スチール缶」であることを知らせるためにつくられた材質表示マークです。
「一般缶」には次の専用マークがあります。
「一般缶」には次の専用マークがあります。
「一般缶」の材質表示マーク
1998(平成10)年3月20日、全日本一般缶工業団体連合会が「一般缶がスチール缶であることを容易に判別できる自主マーク」として「一般缶材質表示マーク」を制定しました。会員会社の製品に表示することにより、一般缶のリサイクルの促進と資源の有効活用を目的としています。
このマークは1999(平成11)年12月24日に商標登録(第4348205号)を受けています。
※材質表示マークが付いていない場合がありますが、どんなスチール缶もリサイクルが可能です。
このマークは1999(平成11)年12月24日に商標登録(第4348205号)を受けています。
※材質表示マークが付いていない場合がありますが、どんなスチール缶もリサイクルが可能です。
「一般缶」以外のスチール缶マーク
飲料缶マーク(公益社団法人 食品容器環境美化協会)
18リットル缶マーク(全国18リットル缶工業組合連合会)
資源有効利用促進法の規程により、分別回収のための識別表示として法律上義務づけられている飲料・酒類用スチール缶マークです。
21世紀における循環型社会に適応し、18リットル缶リサイクルの推進と資源の有効活用を推進するための手段として、「18リットル缶
リサイクル推進マーク」が制定されています。
スチールマークの表示例
一般缶の製法
製缶の材料とスチール缶の製造工程
製缶の材料は、鋼の塊を0.2mm前後まで圧延した薄い鋼板の最表面にメッキ処理をしてつくられたブリキやティンフリースチールと呼ばれる表面処理鋼板が使われます。ブリキやティンフリースチールを原板としてつくられた缶を総称して「スチール缶」といいます。スチール缶の特性を生かし、次の工程に沿って製造されます。
1 素材の用意
選んだ鉄の素材を印刷しやすい大きさに切り出す。
2 印刷
多くの場合、はじめに印刷を施します。
3 成形・加工
製造方式に沿ってカットし、曲げ・かしめによる接合、溶接、プレスなどで成形し、細かい調整フランジの取り付け・巻締め(容器としての強度保持)などを行 います。
4 完成
フタを取り付け、検査をして完了となります。
製法から見た代表的な6種類の「一般缶」
一般缶は大半がオーダーメイドで製造され、少量多品種であることが特色です。
代表的な製造方法として以下の6種類があり、大きく分けると角形と丸形があり、それぞれに「かしめ缶」、「溶接缶」、「プレス缶」があります。
代表的な製造方法として以下の6種類があり、大きく分けると角形と丸形があり、それぞれに「かしめ缶」、「溶接缶」、「プレス缶」があります。
角かしめ缶
角溶接缶
角プレス缶
丸かしめ缶
丸溶接缶
丸プレス缶
スチール缶ならではの優れた印刷適性
「一般缶」では、通常成形加工の前に印刷が施されます。缶に美しい印刷をする技術は日本が世界でもトップクラスでです。特色印刷、フルカラーなど、ニーズに合わせてデザインを缶に再現することができます。
Movie
動画で分かる一般缶